何をするにも、「熱量」の違いというのは、結果に大きく影響するものです。経営においても同じで、熱量の低い人と高い人では、言うまでもなく差が出ます。また、熱量というのは相手にも伝わるもので、熱量の高い経営者を支援していると、支援する側も熱量が高くなります。
新規就農者向け研修
昨年12月の話ですが、これから就農する方向けに経営について2時間ほどの研修をしました。経営初心者にも分かるように、会社のお金の流れを噛み砕いてお伝えし、ワークを通しながら理解してもらいました。13:00~という魔の時間帯ではありましたが、完全に寝落ちしてしまう人もおらず、あっという間に2時間が終わったという“私の”感想です。
セミナー講師としても、回を重ねるごとにレベルアップしてきまして、2時間の予定時間に対して、1分の誤差も無くピッタリ終わりました。最後の挨拶をして時計を見た時は、我ながら驚きました。
ここの所、農業に関する相談が増えており、自分なりに農業について勉強をしているのですが、農業ならではの難しさ、厳しさ、リスクを痛感しています。特に、種や苗を植えてから収穫するまでに何カ月も要する、というのは経営においてとても難題です。何事においても経験・実績はとても大事ですが、年に何度も同じサイクルをこなせるのと、年に1回しかこなせないのとでは、成長のスピードが変わってきます。農業は年に1サイクルしかこなせない事が多く、何か失敗をしてもその修正をするのは翌年になってしまいます。
熱量
それはさておき、やはり、創業ステージにいる方の熱量は高い!と痛感しました。創業支援っていいなぁと。
こんなことを言うといやらしいのですが、創業支援をしても創業者からコンサル料を頂くのはとても難しいのが現実です。ある業界、あるジャンルの創業に特化したカリスマ成功請負人みたいな人も存在しますが、それは稀なケースです。しかし、今回のセミナーで、創業者支援はお金には代えがたいメンタル的な報酬を得られる、と感じました。私自身も家族を養っていかないといけないので、創業者支援だけをやっていられませんが、何かしらの形で創業者支援を続けていき、創業者ならではの「熱量」を感じたいと思います。
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