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IoTシステムの進捗

改良につぐ改良

 独自で開発しましたリアルタイム稼働モニタリングシステム「ブイシステム」ですが、実際に設備の稼働状況を可視化できるレベルにはなりました。ただ、様々な問題点・改良点が見えていますので、順次修正を進めている所です。実証実験に協力頂いている社長には感謝しかありません。

※モニター企業を募集しています!

 イニシャルコストはセンサー30台まで不要で導入いただけます。

 実名公開、改善取組の公開が条件となります。社外秘の内容については公開致しません。

 

 中小企業診断士の試験に「情報システム」の科目がありますが、ソフトウェアの開発においてはとりあえずプロトタイプをリリースしてから改良を重ねていくプロセスが一般的である、という勉強をしたことを思い出しました。実際に自分がやってみて納得です。

 

こだわり

こだわり①

 IT業界で著名な常盤木龍治氏の講演で、「ユーザーインターフェイス」は特にこだわるべきだと聞かされました。システムを見る利用者(社長など)が追加的な分析をしなくても、知りたい情報を直感的に把握できるようにすべきだというのです。納得です。追加的な作業が発生した時点で「面倒臭さ」が発生し、システムの利用がわずかでもおっくうになってしまいます。使われないソフトウェアはムダ以外の何物でもないのです。

 私のレベルでは究極的なものは使えませんが、1つのアイコンに複数の意味を持たせるなど工夫しています。また、今行っている修正が完了すれば、更に使い勝手が良くなると思います。

 

こだわり②

 画面上だけではなく、実際に手に触れられる部分のデザインにもこだわっています。この写真は、各設備に取り付けるセンサー部分になります。

・汚れても目立たないように黒色のボックス

・ロゴを貼り付け

・マグネットで固定しスッキリ配置

 

基板むき出しだったり、中途半端な色のボックスは使いません。色1つで高級感は変わってきます。

 

この後の予定

 10月いっぱいでおおかたの修正を終え、11月からは本格的なサービス提供開始を予定しています。

このシステムは、測定している数値の特性上、連続稼働をするような設備(織機、撚糸、製紙、樹脂成型など)に適しています。極論を言うと、24時間稼働を目指すような工場には効果的なシステムです。

 今後は、それ以外の設備(切削、プレスなど単動系)向けに出来高モニタリングをできるバージョンも開発していきたいと考えています。こんなシステムが欲しい、などがあれば是非オーダー下さい。